
私たちは毎日、何度も立ち上がっています。
しかし、その一瞬に起こる「心拍の変化」に注目したことはあるでしょうか。
きりつ名人のデータによると、60代の方が座位から立ち上がったとき、
1分間の平均心拍数は約5拍上昇します。
そしてこの心拍の動きは、年齢とともに低下していく傾向がみられます。
これは、単なる筋力の問題ではなく、
自律神経がどれだけ瞬時に環境変化へ反応できるか――
その“反応の速さ”や“しなやかさ”を示しているのではないでしょうか。
今回のグラフは、ある健診において「きりつ名人」で測定された健常者データ*をもとに作成したものです。(*薬の服用などなし)
起立から着席までの心拍や自律神経指標(CVRR、ccvL/H、ccvHFなど)を経時的に集計し、
年代別の平均的な変化を可視化しています。
このデータでは主要指標(HR、CVRR、ccvL/H、ccvHF)を掲載していますが、
区間平均出力ソフトを活用することで、
SDNN、RMSSD、L/H比など他の指標も同様に出力・解析が可能です。



きりつ名人では社内で蓄積した多数の測定データをもとに、
年齢ごとの標準値を算出しています。
その基準に基づき、測定結果には
「やや過剰」「過剰」「やや低下」「低下」などの表示がされ、年齢標準に対して反応が強いか弱いかを参考値として確認することができます。
年齢とともに自律神経の反応幅はゆるやかになる――
これは自然な変化であり、加齢に伴う生理的な適応でもあります。
しかし、その範囲から大きく外れる反応、
たとえば若い世代で反応が鈍い、あるいは高齢でも過剰に反応する場合には、
生活習慣や心身のストレスの影響が関わっている可能性があります。
こころの論文ナビでもご紹介
きりつ名人は日々の体調変化を早めに察知する上で大きな意味があると考えています。
年齢とともに自律神経の反応はゆるやかになる——標準範囲を大きく外れる場合には、生活リズムやストレスなどの影響が隠れていること対得るのではないでしょうか。








