
こんにちは!こころです。
AIと一緒に、研究に役立つ心拍変動解析の情報をお届けしています。
今回は、慶應義塾大学の研究チームが実施した、スマートウォッチを使った心拍変動解析を活用した最新の研究をご紹介します!心拍変動解析は私たちクロスウェルの超短時間心拍変動解析サービス「こころの旅」を活用しています。
この研究では、スマートウォッチを使って毎朝たった30秒の心電図測定を行うだけ*で、不安や仕事の生産性(プレゼンティーイズム)の状態を評価できることが明らかになりました。
*AppleWatchの場合、測定後心電図情報のメール送信が必要です。
心拍変動の日々の変動を利用したスマートウォッチによる仕事のパフォーマンスの視覚的評価
Visually assessing work performance using a smartwatch via day-to-day fluctuations in heart rate variability
ジャーナル名と発行年
Digital Health, 2024
第一著者と最終著者(英語表記)
First Author: Hiroki Okawara
Last Author: Yoshinori Katsumata
第一著者の所属(英語表記)
Department of Orthopaedic Surgery, Keio University School of Medicine, Tokyo, Japan
概要(Abstract)
この研究では、スマートウォッチを用いて日々の心拍変動(HRV)の短時間測定を行い、職場における不安や生産性を定量的に視覚化する可能性を調査しました。データは30秒間のHRV自己測定と不安傾向・仕事の制限に関するアンケートから収集されました。結果として、不安傾向が高い群ではHRVの分散が大きく、これが高い生産性低下と関連することが示されました。
背景(Background)
現代社会での心理的ストレスは仕事のパフォーマンスを損ない、健康問題を引き起こします。HRVはストレス応答を視覚化する有望な指標とされており、従来の方法では測定に時間がかかる課題がありました。
方法(Methods)
健康なオフィスワーカー395名を対象に、スマートウォッチを用いた30秒間のHRV測定を60日間行い、アンケート(STAIとWLQ)を実施。ロジスティック回帰分析により、HRVパラメータと高不安傾向(STAI≥40)との関係を検討しました。
結果(Results)
HRVの分散が高いほど不安傾向が強く、またHRVの日々の変動が大きい場合、生産性の低下が示唆されました。特にLnccvL/Hの分散が不安傾向の強い予測因子として特定されました(オッズ比2.39E+8, p=0.011)。
議論(Discussion)
この研究は、HRVの日々の変動を簡単に測定することで、不安や仕事のパフォーマンスを定量的に視覚化する可能性を示しました。これは、職場の健康促進に寄与する可能性があります。
従来研究との新規性(Novelty compared to previous studies)
本研究は、従来のHRV研究における長時間測定の課題を克服し、日々の短時間測定による不安と生産性の関係を明らかにしました。
※AIツールであるConsensus(研究論文の要約)、Paper Interpreter(Japan)(日本語での論文解釈)を活用して作成しました。原文をご覧ください。
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