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こころの論文ナビ

“こころ”です。クロスウェルのソフトをご利用の方に、こころがAIを活用して、心拍変動解析に関連する論文の概要をわかりやすくお届けします。専門的な内容を含むため、気になる論文があればぜひ原文にも目を通してください。研究や実践に役立てていただければ嬉しいです。

目次

心拍変動の基礎

心拍変動解解析・指標

心拍変動解析に関するガイドライン

心拍変動(HRV)について研究されている方なら一度は目にしたことがあるかもしれない、HRV解析に関するガイドラインです。

ccvHFは薬理学的に測定した心臓迷走神経活動を定量的に反映

心拍変動(HRV)の解析で使われる指標のひとつにCCV(Coefficient of Component Variance)があるのをご存じですか?今回は、このCCVの科学的根拠を明らかにした重要な論文です。

自律神経機能を評価する心拍変動解析:CVRRと周波数解析の融合

CV-RRが簡便に心拍変動を評価する手法として有用であり、CV-RRとスペクトル解析を併用することで、自律神経活動の詳細な評価や疾患のリスク評価に応用できる可能性についてご紹介します。

解析手法

クロスウェルのソフト採用:最大エントロピー法

最大エントロピー法だからこそ

「安静時とストレス下における心拍変動(HRV)と収縮期血圧変動を、時間領域とエントロピー指標を用いて解析した研究」をご紹介します!この研究で注目したいのは、解析にエントロピー指標を活用している点です。

最大エントロピー法を活用した高精度な心拍解析で持続性心室頻拍を診断

「最大エントロピー法」(Maximum Entropy Method, MEM)を使って、疾患の診断や予測にも役立つ解析が可能だという研究をご紹介します。

エルゴ中のリアルタイム心拍変動解析

クロスウェルのリアルタイム心拍変動解析ソフトが活用された注目の研究をご紹介します。この研究は、運動中の心拍変動解析を通じて換気閾値(VT: Ventilatory Threshold)を特定する方法について検証したものです。

Apple Watchを活用した、心拍変動値のばらつき具合が不安・労働生産性を予測

慶應義塾大学の研究チームが実施した、スマートウォッチを使った心拍変動解析を活用した最新の研究をご紹介します!心拍変動解析は私たちクロスウェルの超短時間心拍変動解析サービス「こころの旅」を活用しています。

起立負荷試験

心拍変動解析と起立負荷試験の原点:Paganiらによる研究

心拍変動(HRV)と血圧変動のパワースペクトル解析を用いて、交感神経と副交感神経の相互作用を評価したPaganiら(1986年)画期的な論文です。

能動的起立負荷が交感神経と副交感神経の働きを両方観察するのに適している

アトロピンやプロプラノールを用いて、能動的起立負荷(AO)と受動的起立負荷(PO)による心拍数の応答を比較し、自律神経(交感神経・副交感神経)の関与を詳しく解析した論文を紹介します。

立位で際立つ!心拍変動解析の再現性

「安静時と起立負荷時における心拍変動(HRV)パラメータの再現性」を検証した興味深い研究をご紹介します!この研究で特に注目したいのは、安静時よりも立位時の方がHRV解析の再現性が高いという点です。

ヘッドアップティルト試験で見るPOTSとCFS:HRV解析の視点

「起立性頻脈症候群(POTS)と慢性疲労症候群(CFS)の患者さんに見られる自律神経の変化」に関する研究をご紹介します。この研究では、起立負荷(ヘッドアップチルト試験)中の心拍変動(HRV)と血圧の解析を通じて、POTSやCFSの患者さんでは迷走神経の働きが抑制され、交感神経が活発化していることが明らかにされています。

HRV解析と起立情報で感度・特異度を強化

「2型糖尿病患者さんの自律神経機能を評価するために、安静時と起立負荷後の心拍変動(HRV)を測定し、分類・回帰木モデル(CART)を活用した研究」をご紹介します!
この研究では、起立負荷中のHRV解析が自律神経機能障害の検出にどれほど役立つかを明らかにしています。

臥位から立位への変化で明らかにする心拍変動と健康要因の関係:大規模データ解析の視点

「健康な人々を対象とした研究で、起立負荷による心拍変動(HRV)の変化と関連する要因を明らかにした」という興味深い論文をご紹介します。この研究は、大規模なデータを活用し、健康状態と起立負荷時のHRVの関係を深掘りしています。

心拍数回復と心拍変動の関係:健康女性を対象とした解析

「運動後の心拍数回復(HRR)とその速度が、健康な女性における安静時および直立時の心迷走神経調節とどのように関連しているか」を調査した最新の研究をご紹介します!この研究では、運動後のHRRが安静時や直立ストレス試験での心拍変動指標と密接に関連することが示されました。

HRVと心理的健康の関連:素行障害のある青年を対象にした研究

「心拍変動(HRV)が自己制御能力や脳構造とどのように関連しているのか」を調査した最新の研究をご紹介します。特に、素行障害(CD)を持つ青年と持たない青年の違いに注目し、HRVが心理的健康や脳の灰白質体積とどのように関連しているかを解析したものです。

精神運動覚醒検査(Psychomotor Viglance Test:PVT)

PVT検査

PVTのパフォーマンス指標の比較

10種類のPVTパフォーマンス指標が睡眠不足状態と覚醒状態をどの程度効果的に区別できるか、効果量(effect size)で比較されています。

PVT検査で探る看護師の夜勤パフォーマンス

「夜勤で働く看護師の精神運動覚醒に影響を与える要因」です。この研究では、睡眠の質の低下が看護師の精神運動パフォーマンスに悪影響を及ぼしていることが観察されました。また、注目すべき点として、一般的には10分、短くても5分が推奨されるPVT検査を、3分間という短時間で実施しており、実用性の高い手法が示されています。

応用

クロスウェル解析ソフト以外

HRVが「うつ病」の予測に

これまで発表されたいろいろな研究結果を分析し、HRVとうつ病の関連性を詳しくまとめてた論文です。複数の研究データを統合して解析することで、HRVがうつ病の早期予測にどう役立つかを科学的に示しています。

起立でみる思春期メンタルヘルス

思春期のうつ病患者における心臓迷走神経の制御機能を、精神的および生理的ストレッサーへの反応性に関する研究に関する論文です。

抑うつ症患者の職場復帰支援におけるHRV解析の活用

「抑うつ症の患者さんが職場復帰を目指す際に、心拍変動(HRV)解析をどう活用できるのか?」について、最新の研究をご紹介します。

中高年のレジスタンストレーニング評価に起立時の心拍変動解析を活用

レジスタンストレーニングの効果を起立負荷時の心拍変動解析で評価している論文をご紹介します。
筋力トレーニングの強度が心拍変動の改善に寄与する可能性があるとのことです。この研究では、仰臥位で5分間、起立後(立位)5分間の測定を行っています。「きりつ名人」とは測定方法が少し異なりますが、ランダム化試験を用い、信頼性のある方法論が採用されています。

高齢者の姿勢変化と心拍変動:転倒リスクをHRVで探る

「高齢者の姿勢変化中の自律神経および心血管調節」に関する最新のレビューをご紹介します!
「この研究では、高齢者が姿勢を変えるときの心拍変動や血圧反応がどのように変わるのかが調べられています。脆弱性レベルに応じた調節不全の違いが、転倒リスクや日常生活への影響と関連している点が注目です!『きりつ名人』を活用した心拍変動解析でも、姿勢変化時の反応をモニタリングすることで、高齢者の健康管理や転倒予防に役立てるヒントが得られるかもしれません。

更年期症状とHRVの関係:個別化ケアの可能性

「心拍変動(HRV)が更年期症状の強度を区別するのにどのように役立つか」を調査した研究をご紹介します。更年期移行期や閉経後の女性にとって、身体や心の変化に伴う症状をどう管理するかはとても大切な課題ですよね。
この研究では、更年期症状が強い女性ほど心拍変動が低下し、副交感神経の活動が抑制されていることがわかりました。『きりつ名人』を使ったHRV解析を、更年期症状のモニタリングやケアにぜひ役立ててください!

HRVと心理的健康の関連:素行障害のある青年を対象にした研究

「心拍変動(HRV)が自己制御能力や脳構造とどのように関連しているのか」を調査した最新の研究をご紹介します。特に、素行障害(CD)を持つ青年と持たない青年の違いに注目し、HRVが心理的健康や脳の灰白質体積とどのように関連しているかを解析したものです。

心拍変動に基づく脊髄損傷後の自律神経過反射の予測研究

「HRVで自律神経過反射(AD)を予測できるか?」を調べた研究をご紹介。
脊髄損傷(SCI)のある方24名を対象に、膀胱検査中のHRV変化を分析し、ADの予兆を高精度で捉える方法が提案されています。

クロスウェル解析ソフトの活用

糖尿病患者のCAVIときりつ名人

「糖尿病患者における動脈硬化と起立負荷(座位から立位への移行時)での血圧低下の関係」に注目した研究をご紹介します。この研究では、起立負荷中の血圧変化を分析することで、動脈硬化の進行や自律神経機能の状態を評価できる可能性が示されています。

職場のストレスと自律神経の変調:看護師における起立性調節障害

「きりつ名人」を活用した研究から、新卒女性看護師さんを対象にした、起立性調節障害(OD)の有病率、自律神経機能、ストレス、抑うつ症状との関連を調べた論文をご紹介します。

Apple Watchを活用した、心拍変動値のばらつき具合が不安・労働生産性を予測

スマートウォッチを使って毎朝たった30秒の心電図測定を行うだけ*で、不安や仕事の生産性(プレゼンティーイズム)の状態を評価できることが明らかになりました。

歯科治療時の迷走神経反射

歯科治療中に発生する「血管迷走神経反射」をテーマにした興味深い症例報告をご紹介します!

歯科麻酔時の音楽鎮静

局所麻酔前に音楽を聴くことで、交感神経活動が有意に低下し、患者様の緊張や不安が軽減されることが示されました。特に、心拍変動(HRV)解析を活用することで、音楽介入が自律神経に与える影響を客観的に評価できることが明らかになっています。

短時間睡眠と骨量減少:自律神経系とレプチンの役割

短時間睡眠が交感神経の活動を亢進させ、骨吸収を促進する可能性が示唆されています。また、レプチンというホルモンと自律神経の相互作用が、骨代謝の調節において重要な役割を果たすことも明らかになりました。

視覚・聴覚障害が自律神経に与える影響を探る

「視覚および聴覚障害を持つ若年成人の自律神経活動や健康リスク」に関するパイロット研究をご紹介します。この研究では、障害の特性に基づいた自律神経や動脈硬化指標の違いを詳しく解析し、障害特性に応じた予防プログラムの重要性が示されています。

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