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どうして起立するの? 起立でみる自律神経反射
心拍変動と自律神経機能の関連については、1980年代に心拍変動の研究が始まって以来、周波数解析した結果の成分毎に生理反応がある(Eckbergら)という説と、成分の比率によって生理反応がある(Millianiら)という二説に分かれています。しかし両説とも、健常者の起立負荷に対する反応についのみは認め合っています。(潜水反応、圧受容器刺... -
検査結果の見方・・・・ccvって?
■CCVを採用し、個人間比較、他人間比較をよりわかりやすくCCV:conpornent coefficient of variarance周波数解析のHF、LF、VLFのcoefficient of component variance (CCV)とは、各周波数の揺らぎの係数ということになり、CVRRと同じように再現性がよく、個人間比較、他人間比較に適した指標となります。(CCVは世界的論文に採用されています... -
残業続きでがんばって疲弊している症例
残業続きでがんばっている時、がんばっているけど、落ち込みが激しく力が入らない時の「きりつ名人」での症例です。残業続きでがんばっているこの例では、自律神経活動が低下し、交感神経過剰、体位性頻脈が見られます。 闘争モード全開で、疲弊しているため省エネモードになっているということでしょうか。 &nb... -
起立負荷による自律神経反射と慢性疲労
起立負荷による自律神経反射は自律神経機能をあらわす(The CFIDS Association of Americaの報告)起立性調節障害(Orthostatic Intolerance: OI)と慢性疲労症候群 (Chronic Fatigue Syndrome:CFIDS)の関連は、1995年にJohns Hopkins大学のRoweらよって報告され、その研究では、96%のCFIDS患者に神経調節性低血圧(Neurally Mediated Hypote... -
増えている HRV関連論文
起立と心拍変動の関連はクロスウェルの永遠のテーマとも言えるものですが、pubmedで関連論文を検索してみると、1993年あたりから、論文数が増加しており、今年2017年においては、すでに11件も掲載されています。世界の研究者たちが興味を持ち始めてきています。クロスウェルでは引き続き、関連論文をWatchし、皆様にお伝えし... -
起立試験に対する心拍回復の速度: 死亡の強力なリスクマーカー
■27330018 (pubmed)Speed of Heart Rate Recovery in Response to Orthostatic ChallengeNovelty and SignificanceCirc Res. 2016 Aug 19;119(5):666-75. doi: 10.1161/CIRCRESAHA.116.308577. Epub 2016 Jun 21.50歳以上の高齢者の縦断的コホート研究で、4475名の参加者が心血管評価の一部として起立負荷試験を受け、起立に対する一拍... -
イベント登録・区間集計・表示ソフト Calc Editor
Reflex名人にイベント入力、イベント区間平均機能は搭載されていますが、・Reflex名人測定後にイベントを登録し、区間集計したい・単なる区間平均ではなく、区間内の1分間平均値や、イベント前もしくはイベント後30秒の平均値を簡単に求めたい・求めた集計データでグラフ表示したいそんな声にお応えするために、meijin倶楽部会員限定 イ... -
解析結果の出力は?
きりつ名人・Reflex名人では解析結果をイベントごとの区間集計結果・1拍ごとの解析結果を画面表示・CSVファイル出力可能です。■イベントごとの区間集計結果の出力〔きりつ名人〕起立前1分、起立直後1分、起立後1分から2分、着席後1分間の1拍ごとに解析した1分間の区間平均値をCSVファイル形式にて出力します。心拍変動解析情報(周波数解析... -
アロマ体験時の自律神経反射は
アロマテラピーの体験の際「Reflex名人」で測定してみました。Reflex名人の画面には測定の際同時に測定した動画(カメラ)を表示。この動画は測定時に画面を記録したものに対して、測定項目、イベント等追加加工したものです。この症例では、アロマテラピー開始とともに交感神経指標の抑制が現れ、また指先への刺激時には交感神経の活性化等... -
meijinを使用した論文一覧