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BGM 本日使用した音楽について
【音楽の自律神経への影響】 自律神経の活動は、音楽によって覚醒と鎮静の両方向に変化することが、非常に古くからのさまざまな研究でわかっています。基本的には、テンポが速くリズムや旋律が複雑な覚醒的音楽では、心拍や筋肉の緊張の増加がみられ、反対に、テンポが遅くリズムや旋律が単純な沈静的音楽では、心拍や筋肉の緊張の減少、皮膚... -
第2回臨床自律神経機能Forum開催に寄せて
株式会社クロスウェルは2003年の創設で、自律神経機能検査機器に特化した会社です。先代の故 永谷基社長には、ご生前に数回、お会いいたしましたが、私が「計算負荷で心拍変動はどうなるんだろう?」とか「音楽の長調と短調で聞いた時の心拍変動はどう違うんだろう?」とか、単なる思い付きでお話したときに、眼を輝かせて話を聞いて下さった... -
起立試験でみる心身予備力(自律神経機能・循環動態) きりつ名人
起立試験でみる心身予備力(自律神経機能・循環動態) 能動的な起立負荷試験で自律神経( 交感神経・副交感神経) の変化と循環( 血圧・心拍) の変化を診ると、見えなかった自律神経機の機能、循環の機能が見えてきます。 自律神経は、常に交感神経と副交感神経のバランスを変化させながら、刻々と変化する環境ストレスに対応しています。交... -
第2回臨床自律神経機能Forum開催のお知らせ
「第 2 回臨床自律神経機能 Forum」を平成 29 年 11 月 18日(土)に川崎市産業振興財団会議室にて開催いたします。 自律神経・心拍変動解析に関する、基礎から臨床応用の情報の発信・議論そして先生方のご交流の場になればと願っております。 第2回臨床自律神経機能Forum テーマ:「自律神経・心拍変動解析の基礎と臨床応用」 日時:平成2... -
短期睡眠による骨量の減少とレプチン – 交感神経系活動との関連(きりつ名人活用論文)
きりつ名人を活用した論文紹介です。 ■短期睡眠による骨量の減少とレプチン - 交感神経系活動との関連 Association between loss of bone mass due to short sleep and leptin-sympathetic nervous system activity Nagato Kuriyama, Masaaki Inaba, Etsuko Ozaki, Yutaro Yoneda, Daisuke Matsui, Kanae Hashiguchi, Teruhide Koyama, Komei... -
どうして起立するの? 起立でみる自律神経反射
心拍変動と自律神経機能の関連については、1980年代に心拍変動の研究が始まって以来、周波数解析した結果の成分毎に生理反応がある(Eckbergら)という説と、成分の比率によって生理反応がある(Millianiら)という二説に分かれています。 しかし両説とも、健常者の起立負荷に対する反応についのみは認め合っています。(潜水反応、圧受容器... -
検査結果の見方・・・・ccvって?
■CCVを採用し、個人間比較、他人間比較をよりわかりやすく CCV:conpornent coefficient of variarance 周波数解析のHF、LF、VLFのcoefficient of component variance (CCV)とは、各周波数の揺らぎの係数ということになり、CVRRと同じように再現性がよく、個人間比較、他人間比較に適した指標となります。(CCVは世界的論文に採用されていま... -
残業続きでがんばって疲弊している症例
残業続きでがんばっている時、がんばっているけど、落ち込みが激しく力が入らない時の「きりつ名人」での症例です。 残業続きでがんばっているこの例では、自律神経活動が低下し、交感神経過剰、体位性頻脈が見られます。 闘争モード全開で、疲弊しているため省エネモードになっているということでしょうか。 &n... -
起立負荷による自律神経反射と慢性疲労
起立負荷による自律神経反射は自律神経機能をあらわす(The CFIDS Association of Americaの報告) 起立性調節障害(Orthostatic Intolerance: OI)と慢性疲労症候群 (Chronic Fatigue Syndrome:CFIDS)の関連は、1995年にJohns Hopkins大学のRoweらよって報告され、その研究では、96%のCFIDS患者に神経調節性低血圧(Neurally Mediated Hypot... -
増えている HRV関連論文
起立と心拍変動の関連はクロスウェルの永遠のテーマとも言えるものですが、pubmedで関連論文を検索してみると、1993年あたりから、論文数が増加しており、今年2017年においては、すでに11件も掲載されています。世界の研究者たちが興味を持ち始めてきています。クロスウェルでは引き続き、関連論文をWatchし、皆様にお伝えし...