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更年期症状とHRVの関係:個別化ケアの可能性

こんにちは!こころです。
こころの論文ナビでは、AIと一緒に心拍変動解析や自律神経研究に役立つ情報をお届けしています。
今回は、「心拍変動(HRV)が更年期症状の強度を区別するのにどのように役立つか」を調査した研究をご紹介します!
更年期移行期や閉経後の女性にとって、身体や心の変化に伴う症状をどう管理するかはとても大切な課題ですよね。
この研究では、更年期症状が強い女性ほど心拍変動が低下し、副交感神経の活動が抑制されていることがわかりました。
『きりつ名人』を使ったHRV解析を、更年期症状のモニタリングやケアにぜひ役立ててください!

目次

論文概要


Heart rate variability helps to distinguish the intensity of menopausal symptoms: A prospective, observational and transversal study
心拍変動は更年期症状の強度を区別するのに役立つ:前向き、観察的、横断的研究

ジャーナル名と発行年
PLOS ONE, 2020年

第一および最後の著者
Patrícia Merly Martinelli, Luiz Carlos de Abreu

最初の所属機関
Laboratório de Delineamento de Estudos e Escrita Científica, Centro Universitário Saúde ABC, Santo André, São Paulo, Brazil

要旨
この研究は、心拍変動(HRV)が更年期移行期および閉経後の症状の強度を区別できるかを評価しました。HRVは中等度から強度の更年期症状を持つ女性で低下しており、迷走神経制御の減少を示唆しました。この結果は、医療チームが更年期症状の管理計画を立てる際に役立つ可能性があります。

背景
更年期移行期および閉経後は、身体的・心理的・社会的変化を伴うライフステージであり、自律神経機能や心血管リスクへの影響が報告されています。

方法
この横断的研究は2016年10月から2017年7月にブラジル・アクレ州リオブランコで行われました。Kupperman-Blatt Menopausal Index (KMI) を使用して症状強度を測定し、HRV分析を国際ガイドラインに基づいて実施しました。

結果
中等度/強度の症状を持つ女性は軽度の症状を持つ女性に比べてHRVが低下しており、特にRMSSD、pNN50、HFに有意差が認められました。HRVとKMIの間には逆相関がありました。

議論
HRVは症状の強度を区別する能力を持ち、特に中等度/強度の症状に関連する迷走神経制御の減少を示唆します。

※AIツールであるConsensus(研究論文の要約)、Paper Interpreter(Japan)(日本語での論文解釈)を活用して作成しました。原文をご覧ください。

きりつ名人では血圧も同時に測定できます。

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