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運転中の自律神経は?心拍変動解析でその瞬間をみる

こんにちは。こころです。
今回は運転中の心拍変動の1例を紹介しますね。
このデータは、あるドライバーが実際に運転している最中に記録されたものです。

Reflex名人でリアルタイムにみる

今回は実験というよりも、いつものように運転をしている中で、Reflex名人で測定し、助手席でその様子を画面で見ながら、料金所に入るとこと、出るところ、たばこを吸うとことなどをイベント記録したものです。
測定結果は心電図の波形も保存されており、リアルタイム時にも不整脈に気が付きましたが、後からじっくり波形も含め確認が可能です。

高速道路から出る時に交感神経が活性化

この時は、通常の道路から、高速道路を出る場面で、交感神経の活動が一時的に大きく上昇。心拍数も急上昇しています。無意識のうちに身体が緊張しているのではなないでしょうか。

タバコによる一時的な副交感神経の活性化と、その後の交感神経の亢進

さらに注目すべきは、高速道路を出た後にタバコを吸った場面です。
一時的に副交感神経が活性化し、リラックス状態が現れたかと思いきや、その直後に交感神経が強く反応し、不整脈が発生しました。
これは、タバコが一見リラックス効果をもたらすようでいて、結果的に身体に大きな負担をかける可能性を示唆するものでした。

研究のヒントや日常への気づきとして

これはほんの一例ですが、心拍変動を通して自律神経の状態を“見える化”することで、
運転時の疲労蓄積や緊張のタイミング
日常の行動(例:喫煙)が自律神経に与える影響
を客観的に把握する手がかりになります。
こうした知見は、運転中の安全性向上だけでなく、車内環境の設計や快適性評価、さらには販売現場での話題提供や健康アドバイスとしても活用が期待できます。

研究のご紹介やコラボも受付中

自律神経と運転行動に関する研究や解析にご関心のある方は、お気軽にご相談ください。

今回のデータ取で活用したリアルタイム解析 Reflex名人の他、起立負荷による自律神経機能評価 きりつ名人、後解析、AppleWatchの心電図波形を活用した超短時間心拍変動解析 こころの旅、集中・覚醒度評価PVT名人など研究に併せてご利用いただけるソフトの販売・レンタル承ります。また、機器のレンタルの他、早野順一郎先生(名古屋市立大学名誉教授・株式会社ハートビートサイエンスラボ CEO)にご指導いただきながら、研究立案から、データ解析・論文化支援まで含めた総合的サポートを含めた研究支援サポートも行っています。

お気軽にご相談下さい。

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