メンタルヘルスと自律神経機能の乱れ 30代働き盛りと50代熟年入口世代

メンタルヘルスと自律神経の関連について、30代の働き盛りと50代熟年入口世代に絞り、きりつ名人の社内データを元に分析したところ、「30代働き盛りは、反射過剰。50代熟年入口世代は反射低下で、自律神経活動低下。」という自律神経機能の乱れの特徴がみられました。なお今回分析したうつ症データは重症度などは加味していません。

■30代 働ぎ盛り 反射過剰に注意?!

交感神経反射過剰タイプの人はストレスに対する自覚症状が低く、気が付かないけど疲れているのでは?」と、ご紹介しましたが、今回の分析によると、「交感神経反射過剰タイプ」は、30代のうつ症の方に、高い傾向がみられます。

 

【30代 健常データ 交感神経タイプ・安静時自律神経活動のグラフ(比率)】
n=194

【30代 うつデータ 交感神経タイプ・安静時自律神経活動のグラフ(比率)】
n=50

【交感神経反射過剰例 きりつ名人測定結果】

 

■50代 熟年の入口は 反射低下に注意?!

クロスウェルのきりつ名人社内データからも自律神経活動・自律神経反射機能は年齢とともに低下するということが、明らかになっていますが、50代熟年の入口世代のうつ疾患群の特徴として、同世代健常群より自律神経活動が低く、反射機能低下の特徴がみられます。

【50代 健常データ 交感神経タイプ・安静時自律神経活動のグラフ(比率)】
n=666

【50代 うつデータ 交感神経タイプ・安静時自律神経活動のグラフ(比率)】
n=39

【交感神経反射過剰低下例 きりつ名人測定結果】

 

 

 

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