失神患者におけるチルトテーブル検査結果の再現性

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Reproducibility of head upright tilt table test results in patients with syncope.

失神患者におけるチルトテーブル検査結果の再現性

Grubb BP Pacing Clin Electrophysiol.  1992 Oct;15(10 Pt 1):1477-81

チルトテーブル検査は血管迷走神経性失神(神経調整性)の評価や管理に有望な技術である。この技術を使って毎日の結果の再現性を決定するために、患者21名(男性12名、女性9名、平均年齢34±19.1歳)にチルトテーブル検査(段階的なイソプロテレノールの注入が有りまたは無し)を行った。最初のチルト実験中に総数で14名の患者が失神を経験した(6名は基本のチルト中で、平均チルト時間15・8±7分、8名は段階的なイソプロテレノール注入でのチルト後で、平均チルト時間17.7±9分)、一方7名はネガティブであった。2回目のチルト実験(最初の実験から3-7日で行われた)で最初の実験結果が19名(90%)の患者で繰り返された。(6名は基本のチルト中で、平均時間17.5±8分、8名は段階的なイソプロテレノール注入後で、平均時間15.9±7分)しかしながら失神を引き起こすのに必要な誘発のレベルは5名の患者において最初の検査で必要であったものと違っていた。(24%)我々は、段階的なイソプロテレノール注入を伴うチルトテーブル検査の結果は90%の患者で繰り返されうるが、ある毎日の変動性がポジティブな反応を引き出すのに必要な誘発の程度で存在すると結論づける。

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